ホームサーバーって聞いて「電気代やばそう」って思いました?でも実は、最新のミニPCなら月200円程度で24時間動かせるんです。
自宅にミニPCサーバーを構築してから、本当に生活が変わりました。家族の写真は自動バックアップ、映画や音楽は家中どこでもストリーミング、VPNで外出先からも安全アクセス。しかも手のひらサイズで無音。
今回は、2025年最新のIntel N150/N100搭載ミニPCを中心に、実際に購入して使った経験から、本当におすすめできるモデルを紹介します。

なぜ今、ミニPCでホームサーバーなのか?
従来のデスクトップPCやラックマウントサーバーと比較して、ミニPCには圧倒的なメリットがあります。
電力効率の革命的向上
Intel N150/N100搭載ミニPCの消費電力は、アイドル時でわずか10W前後。24時間365日稼働させても、月額電気代は約200-300円程度に収まります。これは従来のデスクトップPCの1/10以下の消費電力です。

省スペース・静音性
12cm×12cm×5cm程度の超小型サイズは、デスクの片隅やテレビ台の裏側など、どこにでも設置可能。多くのモデルがセミファンレスまたは超静音設計で、リビングに置いても気になりません。
Intel N150 vs N100:2025年の最新比較
2025年1月に登場したIntel N150は、N100の後継として注目されていますが、実際のところどれほどの違いがあるのでしょうか。
スペック比較表
項目 | Intel N150 | Intel N100 |
---|---|---|
コア/スレッド | 4コア/4スレッド | 4コア/4スレッド |
最大周波数 | 3.6GHz | 3.4GHz |
TDP | 6W(最大25W) | 6W(最大15W) |
内蔵GPU | Intel Graphics | Intel UHD Graphics |
メモリ対応 | DDR4-3200/DDR5-4800 | DDR4-3200/DDR5-4800 |
実機テストによる性能差
実際のベンチマークテストでは、N150とN100の性能差は約3-5%程度。日常的なホームサーバー用途では体感できるほどの差はありません。ただし、N150は最大TDPが25Wまで引き上げ可能なため、高負荷時の性能維持には有利です。
【価格帯別】おすすめミニPC徹底レビュー
エントリーモデル(2-3万円台)
1. TRIGKEY S5(N100搭載)- 実売2.9万円
- CPU: Intel N100(4コア/最大3.4GHz)
- メモリ: 16GB DDR4-3200
- ストレージ: 500GB M.2 NVMe SSD
- 拡張性: 2.5インチSATAベイ×1
- ネットワーク: ギガビットLAN×2、Wi-Fi 6
コストパフォーマンスに優れた定番モデル。デュアルLANポートを備えており、pfSenseやOPNsenseなどのファイアウォールOSにも対応可能。楽天スーパーSALE時には2.5万円前後まで下がることも。


2. GMKtec G3 Plus(N150搭載)- 実売2.4万円
- CPU: Intel N150(4コア/最大3.6GHz)
- メモリ: 16GB DDR4
- ストレージ: 512GB PCIe 3.0 SSD
- 特徴: 2.5G LAN対応、4K出力×2
最新のN150を搭載しながら2万円台という驚異的な価格設定。2.5GbE LANポートは、NAS用途やProxmoxでの仮想ネットワーク構築時に威力を発揮します。


ミドルレンジ(3-5万円台)
3. Beelink EQ14(N150搭載)- 実売3.3万円
- CPU: Intel N150
- メモリ: 16GB DDR4
- ストレージ: 500GB SSD
- 特徴: ACアダプタレス設計、超静音
ACアダプタを本体に内蔵した革新的な設計。配線がスッキリし、設置の自由度が格段に向上。静音性も抜群で、寝室サーバーとしても最適です。

4. GMKtec NucBox M6(Ryzen 7 7735HS)- 実売4.5万円
- CPU: AMD Ryzen 7 7735HS(8コア16スレッド)
- メモリ: 32GB DDR5
- ストレージ: 1TB NVMe SSD
- GPU: Radeon 680M
仮想化やコンテナを多数動かす場合は、Ryzenの多コア性能が活きます。Proxmoxで10個以上のVMを動かしても余裕の性能。
ハイエンドモデル(5万円以上)
5. AOOSTAR R7 5700U – 実売4.8万円
- CPU: AMD Ryzen 7 5700U(8コア16スレッド/最大4.3GHz)
- メモリ: 16GB DDR4-3200(最大64GB)
- ストレージ: 512GB M.2 NVMe
- ネットワーク: 2.5GbE×2ポート
- 拡張性: M.2スロット×2、2.5インチベイ×1
デュアル2.5GbEポートと豊富な拡張性を持つプロ仕様。TrueNASでのRAID構成や、複数のVMを同時実行する本格的なホームラボに最適。


用途別OS選定ガイド
Proxmox VE – 仮想化プラットフォーム
複数のサービスを1台で運用するなら、Proxmoxが第一選択。VMとLXCコンテナの両方に対応し、WebUIから簡単に管理できます。
推奨スペック:
- CPU: 4コア以上
- メモリ: 16GB以上(32GB推奨)
- ストレージ: 256GB以上のSSD
TrueNAS – 最強のNAS OS
ZFSファイルシステムによる堅牢なデータ保護が魅力。スナップショット、レプリケーション、データ重複排除など、エンタープライズ級の機能を無料で利用可能。
推奨スペック:
- メモリ: 最低8GB(1TBストレージあたり1GB推奨)
- ストレージ: 複数のHDD/SSD(RAID構成用)
Ubuntu Server – 汎用サーバーOS
Dockerやk8sとの相性が抜群。豊富なドキュメントとコミュニティサポートで、初心者にも扱いやすい。

実践:ミニPCでホームサーバー構築
ステップ1:ハードウェアセットアップ
- メモリ増設(可能なモデルの場合)
- 追加ストレージの装着(2.5インチSSD等)
- 有線LAN接続(安定性重視)
- UPS(無停電電源装置)の接続(推奨)
ステップ2:OS インストール
USBメモリにISOイメージを書き込み、UEFI/BIOSから起動。多くのミニPCはF7またはF12キーでブートメニューを呼び出せます。
ステップ3:初期設定
固定IPアドレスの設定、SSHの有効化、ファイアウォールルールの設定など。セキュリティを考慮し、必要最小限のポートのみ開放しましょう。
運用ノウハウとトラブルシューティング
熱対策
ミニPCは熱がこもりやすいため、以下の対策が有効:
- ノートPC用冷却台の使用
- 縦置きスタンドで通気性向上
- 定期的なエアダスターでの清掃
メモリ不足の回避
Proxmoxでの過剰なメモリ割り当ては避け、KSM(Kernel Same-page Merging)を有効化。実メモリの1.5倍程度までのオーバーコミットが現実的です。
バックアップ戦略
重要なデータは必ず3-2-1ルール(3つのコピー、2つの異なるメディア、1つはオフサイト)で保護。ProxmoxのVzdumpやTrueNASのスナップショット機能を活用しましょう。

楽天市場での賢い購入方法
狙い目のタイミング
- 楽天スーパーSALE(3,6,9,12月)- 最大50%OFF
- お買い物マラソン – ポイント最大44倍
- 5と0のつく日 – ポイント5倍
SPU(スーパーポイントアッププログラム)の活用
楽天カード、楽天モバイル、楽天市場アプリなどを組み合わせることで、常時10倍以上のポイント還元が可能。3万円のミニPCなら3,000円相当のポイントバックも。
購入前のチェックポイント
- メモリ・ストレージの増設可否
- LANポートの数と速度(1GbE or 2.5GbE)
- M.2スロットの数と規格(NVMe or SATA)
- 電源アダプタの形状(省スペース重視なら内蔵型)
- 保証期間とサポート体制
まとめ:2025年のミニPCサーバー選び
ホームサーバー用途なら、2-3万円台のIntel N100/N150搭載モデルで十分な性能を確保できます。特に、TRIGKEY S5やGMKtec G3 Plusは、コストパフォーマンスの観点から最有力候補といえるでしょう。
より高度な仮想化環境や、多数のコンテナを運用する場合は、AMD Ryzen搭載モデルへの投資も検討価値があります。いずれにせよ、従来のデスクトップPCと比較して、圧倒的な省電力・省スペース・静音性を実現できることは間違いありません。
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