個人音楽配信で実際にやってみたマーケティング戦略【失敗談も含む】

個人音楽配信で実際にやってみたマーケティング戦略【失敗談も含む】 - アイキャッチ画像 music
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  1. 目次
  2. 個人音楽配信を始めたきっかけ
    1. 最初の現実
    2. なぜマーケティングが必要なのか
  3. 実際に試したマーケティング手法
    1. 1. 音楽配信プラットフォーム攻略
    2. 2. SoundOnでの展開
    3. 3. ウェブサイト・ブログ活用
  4. SNS活用の現実と課題
    1. 試したプラットフォーム
      1. Twitter(X) やったこと:
      2. Instagram やったこと:
      3. TikTok 試したこと:
    2. SNSマーケティングの教訓
      1. 成功要因
      2. 失敗から学んだこと
  5. 音楽配信プラットフォーム戦略
    1. プラットフォーム別の特徴と戦略
      1. Spotify 特徴:
      2. Apple Music 特徴:
      3. YouTube Music 特徴:
    2. 実際の配信戦略
      1. リリーススケジュール
  6. 失敗から学んだこと
    1. 大きな失敗談
      1. 1. 「バズれば成功」思考 何をやったか:
      2. 2. プラットフォーム依存 何をやったか:
      3. 3. 数字至上主義 何をやったか:
    2. 現在の方針転換
      1. 音楽ファースト
      2. オーガニック成長
      3. 健全な距離感
  7. 今後の展望と改善点
    1. 短期的な改善計画(3-6ヶ月)
      1. コンテンツ戦略
      2. 技術的改善
    2. 長期的なビジョン(1-2年)
      1. アーティストとしての成長
      2. コミュニティ構築
      3. 持続可能な活動
    3. 音楽活動で大切にしたい価値観
      1. 音楽への純粋な愛 > 「数字や成功に惑わされず、音楽そのものを愛し続ける」
      2. ファンとの真摯な関係 > 「表面的な宣伝ではなく、心から音楽を共有できる関係を築く」
      3. 持続可能な創作活動 > 「一発屋ではなく、長く愛される音楽を作り続ける」
  8. まとめ
    1. マーケティングを通じて学んだ最重要ポイント
    2. これから音楽活動を始める方へのアドバイス
      1. 最初に大切なこと
      2. 避けた方が良いこと
      3. 長期的に意識すること
  9. 関連リンク
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目次

1. [個人音楽配信を始めたきっかけ](#個人音楽配信を始めたきっかけ)
2. [実際に試したマーケティング手法](#実際に試したマーケティング手法)
3. [SNS活用の現実と課題](#sns活用の現実と課題)
4. [音楽配信プラットフォーム戦略](#音楽配信プラットフォーム戦略)
5. [失敗から学んだこと](#失敗から学んだこと)
6. [今後の展望と改善点](#今後の展望と改善点)

個人音楽配信を始めたきっかけ

じゅんち8フェリシアの2つの名義で音楽活動を始めて、早速直面したのが「どうやって音楽を聴いてもらうか」という問題でした。

最初の現実

楽曲をリリースした直後:

    • 再生数: 数十回(ほぼ身内…)
    • フォロワー: ゼロからスタート
    • 認知度: 皆無

「良い音楽を作れば自然と聴いてもらえる」

そんな甘い考えは一瞬で崩れ去りました

なぜマーケティングが必要なのか

音楽業界の現実:

    • 毎日10万曲以上がSpotifyにアップロード
    • 膨大な楽曲の中で埋もれてしまう
    • 偶然の発見だけでは限界がある

だからこそ、戦略的にアプローチする必要があると実感しました。

実際に試したマーケティング手法

1. 音楽配信プラットフォーム攻略

Spotifyでの取り組み

    • プロフィール最適化: アーティスト写真・バイオ充実
    • プレイリスト申請: Spotify編集部へのピッチ
    • アーティストピック: 定期的な投稿でファンとのコミュニケーション

実際の結果

初回リリース(エターナル・ラブレイド):
  • 1週間目: 127再生
  • 1ヶ月目: 1,240再生
  • 3ヶ月目: 3,850再生

学んだこと

    • 継続的な投稿が重要
    • プレイリスト掲載の効果は絶大
    • ジャンル特化より幅広いアプローチが有効

2. SoundOnでの展開

取り組み内容

    • バイオページ充実: [felicia_junchi8](https://www.soundon.global/bio/felicia_junchi8)
    • 定期的なリリース: 月1-2曲のペースでアップロード
    • ハッシュタグ戦略: ジャンル・ムード別のタグ活用

特徴的だった結果

    • アジア圏での反応が予想以上に良好
    • 夜間の再生が多い傾向
    • シンセポップ系の楽曲の方が伸びやすい

3. ウェブサイト・ブログ活用

じゅんち8ポータルサイト構築

    • 専用音楽ページ: [/music](/music)
    • 個別アーティストページ: [フェリシア](/music/felicia)、[じゅんち8](/music/junchi8)
    • 楽曲詳細情報: ストーリー・おすすめシーンを追加

コンテンツマーケティング

    • 制作過程の共有: ブログ記事での舞台裏公開
    • 技術記事: 音楽制作テクニックの解説
    • ストーリーテリング: 楽曲に込めた想いの発信

SNS活用の現実と課題

試したプラットフォーム

Twitter(X) やったこと:

    • 楽曲リリース告知
    • 制作過程のツイート
    • 音楽仲間との交流

結果:

    • フォロワー増加は緩やか
    • 音楽クラスタとのつながりができた
    • リツイートによる拡散効果あり

Instagram やったこと:

    • ジャケットアート投稿
    • ストーリーズでの制作風景
    • ハッシュタグ戦略

課題:

    • 音楽の試聴機能が限定的
    • ビジュアル重視のため音楽が伝わりにくい
    • アルゴリズムの理解が困難

TikTok 試したこと:

    • 楽曲の15秒ハイライト
    • 制作過程のタイムラプス
    • 音楽に合わせた簡単な動画

現実:

    • バイラル性は確かに高い
    • でも継続的な制作が大変
    • 楽曲の「一部分」しか伝えられない

SNSマーケティングの教訓

成功要因

    • 継続性: 定期投稿の重要性
    • オーガニック: 自然な交流の価値
    • クロスメディア: 複数プラットフォームの連携

失敗から学んだこと

    • 一発狙いは効果薄い
    • フォロワー数 ≠ 音楽ファン
    • プラットフォーム毎の特性を理解する必要性

音楽配信プラットフォーム戦略

プラットフォーム別の特徴と戦略

Spotify 特徴:

    • 世界最大のストリーミングサービス
    • アルゴリズムが優秀
    • プレイリスト文化が強い

戦略:

    • Release Radarへの掲載を狙う
    • アーティストピックで定期的にファンと交流
    • Canvas動画でビジュアル面も強化

Apple Music 特徴:

    • 高音質での配信
    • Appleユーザーとの親和性
    • 編集チームのキュレーションが重要

戦略:

    • 高品質マスタリングでアピール
    • アーティスト情報の充実
    • プレスリリースでの情報発信

YouTube Music 特徴:

    • 動画コンテンツとの連携
    • YouTube本体との相乗効果
    • 長時間リスニングに適している

戦略:

    • MVやリリックビデオの制作
    • YouTube本体での音楽活動との連携
    • プレミア公開でのファンとの交流

実際の配信戦略

リリーススケジュール

月別リリース計画:
  • 第1週: メインリリース(新曲)
  • 第3週: リミックス/アコースティック版
  • 月末: 次回作の予告・ティーザー
  • メタデータ最適化
    • ジャンル設定: 適切なカテゴリ選択
    • ムード・テーマ: アルゴリズムでの発見向上
    • 言語設定: 国際的なリーチ拡大

失敗から学んだこと

大きな失敗談

1. 「バズれば成功」思考 何をやったか:

    • 話題性重視の楽曲制作
    • SNSでの過度な宣伝
    • 短期的な数字にこだわり

結果:

    • 一時的な注目は集まるが継続しない
    • 音楽そのものの質がおろそかに
    • 燃え尽き症候群状態

学び:
> 「持続可能性」と「音楽の質」が最重要

2. プラットフォーム依存 何をやったか:

    • 特定のプラットフォームに集中投資
    • 他の媒体を軽視
    • アルゴリズム変更への対応不足

結果:

    • プラットフォーム変更時に大打撃
    • リスク分散ができていない状態
    • ファンとの直接的なつながりが薄い

学び:
> 「マルチプラットフォーム戦略」と「直接的なファンベース構築」の重要性

3. 数字至上主義 何をやったか:

    • 再生数・フォロワー数ばかり気にする
    • 質より量のコンテンツ投稿
    • ファンとの真の交流を軽視

結果:

    • 疲弊して音楽制作に集中できない
    • 表面的なつながりしか築けない
    • 音楽への情熱が薄れる

学び:
> 「質的な関係性」と「音楽への情熱」を最優先に

現在の方針転換

音楽ファースト

    • 楽曲の質を最優先
    • 継続的な制作活動
    • 真摯な音楽づくりへの回帰

オーガニック成長

    • 自然な口コミを重視
    • ファンとの対話を大切に
    • 長期的な関係性構築

健全な距離感

    • 数字との適度な距離
    • 音楽制作への集中
    • メンタルヘルスの重視

今後の展望と改善点

短期的な改善計画(3-6ヶ月)

コンテンツ戦略

    • 楽曲制作過程のより詳しい共有
    • 音楽技術記事での価値提供
    • ファンとの交流機会増加

技術的改善

    • サイトのSEO強化
    • 音楽プレーヤー機能の向上
    • モバイル体験の最適化

長期的なビジョン(1-2年)

アーティストとしての成長

    • コンセプトアルバム制作
    • コラボレーション機会の拡大
    • ライブ配信生演奏への挑戦

コミュニティ構築

    • ファンクラブ的なコミュニティ
    • 限定コンテンツの提供
    • 双方向コミュニケーションの場づくり

持続可能な活動

    • 収益化モデルの確立
    • 音楽活動の継続性確保
    • 創作活動との両立

音楽活動で大切にしたい価値観

音楽への純粋な愛 > 「数字や成功に惑わされず、音楽そのものを愛し続ける」

ファンとの真摯な関係 > 「表面的な宣伝ではなく、心から音楽を共有できる関係を築く」

持続可能な創作活動 > 「一発屋ではなく、長く愛される音楽を作り続ける」

まとめ

マーケティングを通じて学んだ最重要ポイント

1. 音楽の質が最優先: どんなマーケティングも、良い音楽なしには成り立たない
2. 継続性が力: 短期的な成果より、長期的な積み重ねが重要
3. 真摯な関係性: ファンとの本物のつながりが最大の資産
4. バランス感覚: マーケティングと音楽制作の適切なバランス
5. 楽しむ気持ち: 最終的には、音楽活動を楽しめることが一番大切

これから音楽活動を始める方へのアドバイス

最初に大切なこと

    • 音楽を愛する気持ちを忘れない
    • 小さくても継続することから始める
    • 完璧を求めすぎず、まずは発信してみる

避けた方が良いこと

    • 数字だけに一喜一憂する
    • 他のアーティストと比較しすぎる
    • 短期的な成功だけを求める

長期的に意識すること

    • 自分らしい音楽を追求し続ける
    • ファンとの関係を大切にする
    • 持続可能な活動を心がける

音楽活動は marathon であって sprint ではありません。

焦らず、楽しみながら、自分らしい音楽を作り続けることが、結果的に最良の「マーケティング」になるのだと思います🎵

関連リンク

📌 この記事は2025年8月時点での実体験に基づいています。

じゅんち8

じゅんち8より
音楽制作は技術と感性のバランスが重要。新しいツールを使いながらも、心に響く音楽を作りたいです。

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