VPS選びで3ヶ月も悩みました。ConoHa、さくら、Xserver…有名どころは全部試したんです。でも、なんかしっくりこない。そんな時に出会ったのが「ABLENET」でした。
正直、最初は「聞いたことないし大丈夫?」って思いました。でも使ってみたら、安定性とサポートの良さが際立っていました。
今回は、実際に5社のVPSを3ヶ月使い倒した私が、本音でレビューします。特にABLENETは知名度は低いけど、実は老舗で安定している点を詳しく紹介します。

ABLENETが老舗VPSである理由
ABLENETって、実は1998年創業の超老舗なんです。ConoHaが2013年、Xserver VPSが2022年なので、歴史が違います。
でも知名度は低い。なぜか?それは「宣伝にお金をかけてない」から。ただし、料金は決して安くありません。
- 1998年創業:日本のVPS黎明期から運営
- 稼働率99.99%以上:25年の実績
- 転送量無制限:本当の意味で無制限
- 初期費用:一部プランで必要(0〜1,130円)
実際、私がABLENETを知ったのも、エンジニア仲間からの口コミでした。「安定してるよ」って。価格重視なら他社ですが、安定性重視なら選択肢に入ります。
5社VPSの料金・スペック徹底比較
3ヶ月使って分かった、各社の本当の実力を表にまとめました。
料金比較(メモリ2GB前後のプラン)
サービス名 | 月額料金(税込) | 初期費用 | メモリ | CPU | SSD | 転送量 |
---|---|---|---|---|---|---|
ConoHa VPS(2GB) | 542円〜(36ヶ月) | 無料 | 2GB | 3コア | 100GB | 無制限 |
シンVPS(2GB) | 690円〜 | 無料 | 2GB | 3コア | 100GB | 無制限 |
カゴヤVPS(2GB) | 770円〜 | 無料 | 2GB | 2コア | 30GB | 無制限 |
Xserver VPS(2GB) | 830円〜(36ヶ月) | 無料 | 2GB | 3コア | 50GB | 無制限 |
ABLENET V1 | 968円〜(年払い) | 1,130円 | 1.5GB | 2コア | 40GB | 無制限 |
ABLENET V2 | 1,706円〜(年払い) | 無料 | 2.5GB | 3コア | 60GB | 無制限 |
価格だけ見ると、ConoHa(542円)やシンVPS(690円)が圧倒的に安いです。ABLENETは決して安くありません。
実測パフォーマンス比較
同じWordPressサイトを各VPSで動かした時の表示速度(PageSpeed Insights)です。
サービス名 | モバイル | デスクトップ | TTFB |
---|---|---|---|
ABLENET | 92点 | 98点 | 0.21秒 |
Xserver | 90点 | 96点 | 0.25秒 |
ConoHa | 88点 | 95点 | 0.28秒 |
カゴヤ | 87点 | 94点 | 0.29秒 |
シンVPS | 85点 | 93点 | 0.32秒 |
ABLENETのパフォーマンスは確かに良いですが、価格差を考えると微妙なところかも・・
実際に3ヶ月使った本音レビュー
ABLENET VPS – 安定性重視なら選択肢
良かった点:
- とにかく安定(3ヶ月間、1度もダウンなし)
- サポートが親切丁寧(日本人が対応)
- 転送量が本当に無制限
気になった点:
- 料金が高い(他社の1.5〜3倍)
- 初期費用がかかる(V1は1,130円)
- 管理画面のデザインが古い
- 知名度が低く情報が少ない

ConoHa VPS – コスパ最強の選択
良かった点:
- 圧倒的に安い(月542円〜)
- 管理画面が美しくて使いやすい
- 初期費用無料
- GMOブランドの安心感
気になった点:
- 時々、ネットワークが不安定になる
- 36ヶ月契約が前提の価格
シンVPS – 新興勢力のダークホース
良かった点:
- 価格が安い(月690円〜)
- 管理画面が新しくて使いやすい
- SSD容量が多い(100GB)
- Xserver系列の安心感
気になった点:
- まだ実績が少ない
カゴヤVPS – バランス型の選択肢
良かった点:
- 価格が手頃(月770円〜)
- 法人向けサポートが充実
- 京都データセンターで安定
気になった点:
- SSD容量が少ない(30GB)
- 個人向けの情報が少ない
Xserver VPS – WordPress界隈で人気
良かった点:
- WordPress自動インストール機能
- エックスサーバーの実績
- 長期契約で安い(830円〜)
気になった点:
- SSD容量が少ない(50GB)
- 短期契約だと割高
用途別おすすめVPS【2025年版】
コスパ重視 → ConoHa or シンVPS
とにかく安くVPSを使いたいならConoHa(542円〜)かシンVPS(690円〜)。性能も十分です。
Minecraft/ゲームサーバー → ConoHa
価格と性能のバランスが良く、管理画面も使いやすいConoHaがおすすめ。
WordPress開発環境 → Xserver VPS
WordPress特化機能が充実。Xserver VPSなら長期契約で価格も抑えられます。
FX自動売買・ミッションクリティカル → ABLENET
価格は高いが、24時間安定稼働が必須ならABLENETの実績は魅力。
法人利用 → カゴヤVPS
法人向けサポートが充実していて、価格も手頃なカゴヤVPS。
- コスパNo.1:ConoHa VPS(月542円〜)
- バランス型:シンVPS(月690円〜)
- WordPress特化:Xserver VPS
- 法人におすすめ:カゴヤVPS
- 安定性重視:ABLENET
VPS選びで失敗しないための3つのポイント
1. 長期契約の罠に注意
ConoHaの542円は36ヶ月契約時の価格。短期利用なら他社も検討しましょう。
2. スペックより実際の用途を考える
個人利用なら2GB・2コアで十分。オーバースペックは無駄です。
3. サポート品質も重要
トラブル時のサポートは重要。この点ではABLENETやカゴヤが優秀です。
まとめ:2025年のVPS選びは用途次第
3ヶ月間、5社のVPSを使い倒した結論:
- コスパ重視:ConoHa VPS一択
- バランス重視:シンVPSかカゴヤ
- 安定性重視で予算がある:ABLENET